2016年05月29日

最高を目指して

<5月29日説教要旨>
「最高を目指して」
 高橋 力 教師(会津高田教会協力牧師)
 フィリピの信徒への手紙3章12〜14節
※週報に掲載の説教要旨をブログ用に変換して紹介
しています。

使徒パウロが目指したのは、自分の力で自分を拠所に
して目標を目指すことではないのです。隅谷 三喜男
という有名な先生が書いた本に、信仰は相対的なもの
とあり、驚きました。私たちは信仰は絶対だと思い、
絶対に揺るがない信仰を持たなければならないと考え
ているが、右に行ったり左に行ったり、熱心だったり、
そうでなかったり、揺れ動くものだと言うのです。そ
れは長い糸の振り子のようなものです。振り子が動き
を止めない拠所、それは結び目です。天井の結び目に
しっかり結び付けられていること、信仰の結び目、拠
所はイエス・キリストなのです。神が私たちの救いの
為に、イエス・キリストを十字架にかけてまで、罪を
赦して下さったのです。罪とは、逆らうこと、関係が
切れてしまうことです。神の愛よりも、世の中の別な
ものを拠所として、心を向けてしまうことです。神と
人との関係をイエス・キリストは十字架の罪の贖いに
よって、修復して下さった。このことを最高と言いた
い。最高というのは、今いるところから遠いところに
あります。手を伸ばせばすぐ手に入る身近なところに
はないのです。

先日(2016年5月27日)オバマ大統領が広島で核のな
い世界を目指そうと言いました。アメリカの大統領と
して最も言いにくいことを、決意として口にしました。
平和は軍事力によらず、外交によってなされなければ
ならない。これは大変な努力を要します。時には命を
懸けなければなりません。1963年8月28日、人種差別
反対のワシントン大行進で、キング牧師は差別されて
いる子供たちが、肩を並べて同じ学校に行く日を夢見
ていると述べました。その後、彼は暗殺されますが、
その夢は沢山の人たちに受け継がれ希望や勇気を与え
たのです。最高の夢を一人一人の生き方でも問い直さ
なければならないと感じます。この日本の国にも最高
を目指す夢があります。それは平和憲法です。(前文
朗読)ここにも夢が描かれています。これはお金を払
ってもすぐ手に入りません。私たちの心を注がねばな
らず、目的に達するまでの道のりは大変長く、その道
のりで味わう苦労や辛さにも諦めず向かって行く必要
があります。

使徒パウロは大のイエス反抗者でした。キリスト教徒
の迫害を行う彼は、律法により自分の力で神の救いに
与ろうとしましたが、それを努めれば努めるほど、自
分の破れを感じていました。パウロにイエス・キリス
トの言葉が臨むと、新しい道が備えられ、教会は数を
増やします。神からの働きかけによって、すべては始
まっているのです。私たちは一体何が神様の御心なの
か、私たちが目指していかなければならないことは何
か、一人一人問いかけられています。その問いかけが、
祈りの時です。主の祈りに日毎の糧を与えて下さいと
あります。これは単に食べ物を得るだけでなく、神様
の御用の為に用いられ、生きる者にして下さいという
決心を現す祈りです。毎週の礼拝で主の祈りをそのよ
うな思いで祈りたいと思います。(教会員要約)

〜コメント〜
会津の地で半世紀以上、諸教会で教え様々な社会活動
をされて来た高橋 力先生の交換説教。その大きな働き
の源に信仰の力を感じました。(信徒S)
posted by 信徒S at 10:30| 説教要旨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする