2018年06月02日

「晩鐘」【ジャン=フランソワ・ミレー】1859年

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(クリックすると画像が大きくなります。)

有名な絵画なので、誰もが目にしたことがあ
るかと思います。フランスの画家ミレーは、
他にも貧しい農民の姿を描いた「落穂拾い」*
などを残しています。

「晩鐘」は、夕方6時に鳴らされる教会の鐘
の音に合わせて祈りを捧げる、夫婦の敬虔な
姿が印象的です。……ここには貧しい農民の
主食であるジャガイモが描かれており、夫婦
の身なりからも生活は決して楽ではないこと
が見てとれます。

貧しい暮らしの中で祈る姿に、時代や民族を
超えた、何か普遍的な感情を覚えるのは、私
だけではないでしょう。生物の中で人間だけ
が祈りますが、祈りとは、生かされているこ
とへの感謝と願いの現れであり、現実を超え
て明日へと続くものなのです。(信徒S)

(参考)
*「落穂拾い」は次の旧約聖書の教えが、
農民の暮らしの中で、慣習的に行われて
いた光景を描いたとされています。

あなたがたの地の穀物を刈り入れるときは、
その刈入れにあたって、畑のすみずみまで
刈りつくしてはならない。またあなたの
穀物の落ち穂を拾ってはならない。
貧しい者と寄留者のために、それを残して
おかなければならない。わたしはあなた
がたの神、主である。(レビ記23:22)


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ラベル:会津若松教会
posted by 信徒S at 22:56| 楽しいキリスト教絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする