2018年12月16日

「愛を追い求めなさい」樋野 興夫氏

「愛を追い求めなさい」
コリント人への第一の手紙14章1〜4節
樋野 興夫氏
順天堂大学医学部病理学教授 

※説教要旨をブログ用に変換して紹介しています。
(信徒S)

癌哲学外来では、お茶を飲みながら30分から
1時間位、話をしますが、曖昧なことは曖昧に
答えるのが科学的な態度です。医師によって
癌患者さんに皆違うことを言う。曖昧なことに
結論を言おうとするから異なる。グレーゾーン
に確信を持って語ることが出来るのは、愛しか
ない。物事が解決しなくても『解消』する。
悩みはあっても優先順位を下げる、これは愛に
よってなされるのです。

どうして我々は癌になるのか、どうして我々の
寿命は120年なのか。アダムとイブがなぜ蛇
の誘惑に負けたのか。(神の)言葉をそのまま
イエス、ノーで答えればよかったのに、付加と
削除をした。これが遺伝子の突然変異(細胞の
癌化)です。

人類最初の質問は「あなたは、どこにいるのか
?」(創世記3章9節)その答えはイザヤ書
(6章8節)の「私はここにいます。私を遣わ
して下さい」これが役割・使命です。そうする
と人生いばらの道、されど宴会になります。
(*箴言15章15節が基の言葉)また、コリン
ト書(10章13節)にはその人間が耐えられ
ない苦しみは与えられないとあります。雨は誰
にでも降る。しかし、傘を差すか、レインコー
トを着るか、家の中に入るか、これが自由意志
です。(WHY)なぜは問えないが、(HOW)
いかに対応するかこれが人生の分かれ道です。

精神科医の神谷美恵子は43歳で癌になり、生
きがいを求める中でハンセン病の患者と出会い、
最初に学んだのはどうして同じ状況にあるのに、
この人は悩み苦しみ、この人は喜びに満たされ
ているのか、その違いはどこから生まれるのか。
苦しみの中、悲壮感でいると相手も辛い。苦し
みの状況『にもかかわらず』前向きに生きる姿
(尊厳)に接する時、人は救われるのです。
(信徒要約)
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*午後の講演会「がん哲学〜学んだことを語り
伝える〜」の様子です。樋野先生、ご多忙な
中、会津若松教会へお越し頂き感謝です。
ラベル:会津若松教会
posted by 信徒S at 10:30| 説教要旨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする