2020年09月21日

魂は曲がりくねった小径をあゆむ

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ドイツを代表する世界的な作家、ヘルマン・ヘッセの
「困難な時期にある友だちたちに」(An die Freunde in
schwerer Zeit)という詩の1節を訳してみました。

この詩は第一次世界大戦の頃に書かれており、社会が
極めて困難な中、ヘッセは詩を通して人々へ励ましと
人生に対する深い示唆を与えています。

ヘッセ自身、その人生は順風でも平坦でもありません
でした。牧師の家に生まれ、周囲の期待に応えて難関
神学校に合格するも、精神的に追い込まれて退学して
しまいます。

その後、様々な職を転々とし、辛く不安定な時期を過
ごす彼の人生(魂)こそ、曲がりくねった歩みだった
ように見えます。

挫折や苦悩を知るヘッセだからこそ、その言葉には真
実や愛情を感じます。……今、大変な中を歩む人々の
上に、様々な助けや支えが与えられますように、切に
祈り願います。(信徒S)


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困難な時期にある友だちたちに

この暗い時期にも、
いとしい友よ、私のことばをいれよ。
人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、
私はけっして人生をののしるまい。

日の輝きと暴風雨とは
同じ空の違った表情に過ぎない。
運命は、甘いものにせよ、にがいものにせよ、
好ましい糧として役立てよう。

魂は、曲りくねった小みちを行く。
魂のことばを読むことを学びたまえ!
きょう、魂にとって苦悩であったものを、
あすはもう魂は恵みとしてたたえる。

未熟なものだけが死ぬ。
他のものには神性が教えようとする。
低いものからも、高いものからも、
魂のこもった心を養うために。

あの最後の段階に達して初めて、
私たちは自己に安らいを与えることができる。
その境に至って、父に呼ばれつつ
早くも天を見ることができる。



「ヘッセ詩集」 高橋健二訳 1966年発行
 白凰社 p.113-114より引用
ラベル:会津若松教会
posted by 信徒S at 22:53| 祈りと言葉のフォト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月08日

光はやみの中に輝いている

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ヨハネによる福音書1章1〜9節

初めに言があった。言は神と共にあった。
言は神であった。

この言は初めに神と共にあった。

すべてのものは、これによってできた。
できたもののうち、一つとしてこれに
よらないものはなかった。

この言に命があった。そしてこの命は
人の光であった。

光はやみの中に輝いている。そして、
やみはこれに勝たなかった。

〜コメント〜
聖書の有名な箇所ですが、とても暗い闇
の中を歩む時も、希望の光があることを、
聖書は何度も語ります。…長いトンネル
の先にある平安を求めます。(信徒S)
posted by 信徒S at 11:25| みことばのフォト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする