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この絵画は、取税人だったマタイに向かって、
弟子となるよう、イエスが声をかけた場面を
描いています。

一番右端の頭上に光の環がある人物がイエス
です。光と闇のコントラストの中で、指指す
ポーズがドラマチックですね!精悍な顔立ち
のイエス、イケメンすぎでしょ


この絵画では、誰がマタイなのか、長い間、
議論されていますが、一番左端でお金を数え
ている青年が取税人・マタイではないかとも
言われています。
……イエスの呼びかけを聞いた瞬間、青年は
雷に打たれた様な衝撃を受け、そのまま立ち
上がると、後ろを振り返ることなく、イエス
の後に従い、風のように去って行く……そん
な場面が妄想?出来ますね!

(参考)
マタイによる福音書・9章9〜13節
さてイエスはそこから進んで行かれ、マタイ
という人が収税所にすわっているのを見て、
「わたしに従ってきなさい」と言われた。
すると彼は立ちあがって、イエスに従った。
それから、イエスが家で食事の席について
おられた時のことである。多くの取税人や
罪人たちがきて、イエスや弟子たちと共に
その席に着いていた。
パリサイ人たちはこれを見て、弟子たちに
言った、「なぜ、あなたがたの先生は、
取税人や罪人などと食事を共にするのか」。
イエスはこれを聞いて言われた、「丈夫な
人には医者はいらない。いるのは病人である。
『わたしが好むのは、あわれみであって、
いけにえではない』とはどういう意味か、
学んできなさい。わたしがきたのは、義人を
招くためではなく、罪人を招くためである」。
ラベル:会津若松教会
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