2020年02月20日

「受 難」【アルフォンス・ミュシャ】1904年

美しくデザインされた女性のイラストで有名な、
アルフォンス・ミュシャが描く、受難のイエス
です。ミュシャは、舞台のポスターや本の挿絵、
商品の広告など、デザイナーとして多くの作品
を残しています。

La-Passion-Mucha.jpg
「受 難」1904年
(クリックすると画像が大きくなります)

アール・ヌーヴォー(植物などの曲線的デザイン)
の巨匠と呼ばれるだけあって、文字や曲線の配置、
落ち着いた色使いなど、すべてが優雅に調和して
います。曲線が多いせいか、柔らかな優しい気分
になりますね!

Alfons_mucha_obraz_1.jpg
「夢想 」1897年

そんなミュシャですが、美術だけでなく、音楽と
教会をこよなく愛したことでも有名です。今年は
2月26日(水)から4月11日(土)までがレント(受難節)
ですが、「受難」にちなんだ音楽や映画に触れる
のも良いかもしれませんね。

〜参考〜
マタイによる福音書27節11〜31節

さて、イエスは総督の前に立たれた。すると
総督はイエスに尋ねて言った、「あなたが
ユダヤ人の王であるか」。イエスは「その
とおりである」と言われた。

しかし、祭司長、長老たちが訴えている間、
イエスはひと言もお答えにならなかった。

するとピラトは言った、「あんなにまで
次々に、あなたに不利な証言を立てている
のが、あなたには聞えないのか」。

しかし、総督が非常に不思議に思ったほど
に、イエスは何を言われても、ひと言も
お答えにならなかった。

さて、祭のたびごとに、総督は群衆が願い
出る囚人ひとりを、ゆるしてやる慣例に
なっていた。

ときに、バラバという評判の囚人がいた。

それで、彼らが集まったとき、ピラトは
言った、「おまえたちは、だれをゆるして
ほしいのか。バラバか、それとも、キリスト
といわれるイエスか」。

彼らがイエスを引きわたしたのは、ねたみの
ためであることが、ピラトにはよくわかって
いたからである。

また、ピラトが裁判の席についていたとき、
その妻が人を彼のもとにつかわして、
「あの義人には関係しないでください。
わたしはきょう夢で、あの人のためにさんざん
苦しみましたから」と言わせた。

しかし、祭司長、長老たちは、バラバを
ゆるして、イエスを殺してもらうようにと、
群衆を説き伏せた。

総督は彼らにむかって言った、「ふたりの
うち、どちらをゆるしてほしいのか」。彼ら
は「バラバの方を」と言った。

ピラトは言った、「それではキリストといわれる
イエスは、どうしたらよいか」。彼らはいっせい
に「十字架につけよ」と言った。

しかし、ピラトは言った、「あの人は、いったい、
どんな悪事をしたのか」。すると彼らはいっそう
激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。

ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動に
なりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手
を洗って言った、「この人の血について、
わたしには責任がない。おまえたちが自分で
始末をするがよい」。

すると、民衆全体が答えて言った、「その血の
責任は、われわれとわれわれの子孫の上に
かかってもよい」。

そこで、ピラトはバラバをゆるしてやり、
イエスをむち打ったのち、十字架につけるため
に引きわたした。

それから総督の兵士たちは、イエスを官邸に連れ
て行って、全部隊をイエスのまわりに集めた。

そしてその上着をぬがせて、赤い外套を着せ、

また、いばらで冠を編んでその頭にかぶらせ、
右の手には葦の棒を持たせ、それからその前に
ひざまずき、嘲弄して、「ユダヤ人の王、ばんざい」
と言った。

また、イエスにつばきをかけ、葦の棒を取り
あげてその頭をたたいた。

こうしてイエスを嘲弄したあげく、外套を
はぎ取って元の上着を着せ、それから十字架に
つけるために引き出した。
ラベル:会津若松教会
posted by 信徒S at 23:27| 楽しいキリスト教絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする